『レッスンについて』

〔幼児科〕・(初心者)

幼児期にしか身につけることが出来ない絶対音感の指導をいたします。 また、子供の個性を尊重し、まずは、のびのびとレッスンが出来る環境を目指します。 また、この科は初めてのお子様のクラスでもあり、次のピアノ、声楽、ソルフェージュ科への 無理なくステップアップするための大事な準備期間を受け持つクラスです。

〔ピアノ科〕

選曲はそれぞれのレベルに合った無理なく取り組めるものから選びます。手の形、手首、腕、 姿勢、椅子の位置、高さ、など基本はもちろん、バーナム、ハノン、ピッシュナーなどの メカニックな教則本から、いわゆる、クラシックの4区分と言われる、バロック、古典、 ロマン、近現代の作品を、体の骨格(鎖骨、肩甲骨、脊椎、骨盤…)に基づいた無理のない 自然な動きと、その音楽的表現に深くかかわっている呼吸との関係を体感しつつ学びます。 また、その4区分の偉大な作曲家の作品を満遍なく学習することで、それぞれの作品の様式や 特徴ならびに時代背景をも学び、より、深く音楽を捉えることが出来、より深く楽しみ、かつ、表現 することが出来る様になります。

〔声楽科〕

まず、発声練習で腹式呼吸と骨格と筋肉(声帯,気管,横隔膜、…)の関係をそれぞれのレベルに合わせて、 わかりやすく学びます。また、それぞれの能力に合った固定ド唱法、移動ド唱法の選択をはじめ、 コールューブンゲン、コンコーネ、などの教則本でテクニックを学びながらイタリア歌曲、ドイツ歌曲、 日本歌曲、オペラのアリアなどを無理なく学びます。
(ボイス・トレーニングのみも可能)

〔ソルフェージュ科〕と〔ソルフェージュ専門科〕

ソルフェージュ科は小学3年生ぐらいから高校3年生までのそれぞれの感性が共有できる年齢の人たちを 1グループとし、絶対音感コースと相対音感コースにわかれて、それぞれの、レベルに合 わせた合理的な グループレッスンを行います。
ソルフェージュ専門科は音楽大学などをめさす人のためのクラスです。聴音とは、はじめて聴いた音を即座に 楽譜にできるように、新曲視唱とは、はじめてみる楽譜を即座に歌えるように、新曲視奏もはじめてみる楽譜を即座に ピアノで演奏出来るようにするもので大変そうに思えますが、決して無理をせず、そのグループのレベルに 合った指導を心がけます。


⇒新しいクラス体系

〔絶対音感と相対音感〕

絶対音感とは、それが完璧ならば、自分の頭の中に、ピアノで言えば、88鍵のすべての音を憶えていて、 ある音の高さを、他の音との比較なしに知覚しうる能力のこと。たとえば、テレビから流れるさまざまな音楽から、 コップのわれる音、ブザーの音など、あらゆる日常の音も、ピアノであらわす事が出来ます。

これに対して相対音感とは、音の高さの記憶が頭の中にないので、ある音を基準として与えた後に、 たとえば、ピアノでドレミファソラシドと弾いた音を聞かせます。その後に、任意の音を聴かせて、 前に弾いた音と、その後弾いた音を、比較し判断する音感のこと。

inserted by FC2 system